- コクーンシティ店
私が働く意味
POSTED : 2023.02.28
SVのイズミです。
コーヒーは大人の飲み物。
子供の頃、来客があるとコーヒーでおもてなしをしている姿を見てきました。
香ばしい香りに家全体が包まれ、なんとなくの非日常感に浸っていました。
不思議な飲み物を嗜むその姿に憧れ、一口もらった時の衝撃。
「苦い!!」
そんな経験、皆様おありではないでしょうか?
(私だけではないはず!)
給食のコーヒー牛乳以外でコーヒーを口にする機会はほとんどなかったし、
しばらく私の人生ではあまーいミルクティが最上の飲み物となっていました。
(高校通学のお供はパック紅茶!世代がバレそうです)
幼い頃から身近にあったコーヒーですが、本当の意味でのコーヒーの出会いは現在働かせて頂いている「常盤珈琲焙煎所」での出来事です。
(宣伝のようになってしまいますが事実なのです)
なんとなくふらっと立ち寄ったコーヒー豆屋さんのサービスコーヒーの美味しいこと!
ホットコーヒーもアイスコーヒーもブラックで飲むことができたのは初めての出来事でした。
持ち帰った豆も美味しく、しばらく「お客さん」として通っていました。
あるときふと浦和店の求人を目にし、「これは運命だ!」と確信し、縁あって働かせていただく運びとなったわけです。
先輩方に習ってハンドドリップの練習を初めてしたとき。
「好きな豆で淹れていいよ」とのお言葉から、チョイスした豆は「コスタリカ モンテコペイ」。
お恥ずかしながら、当時は「スペシャルティコーヒー」というワードも「コスタリカ」なる国がどこにあるのかも知りませんでした。
淹れ終わったその液体を口に含んだ瞬間、新たな衝撃が走りました。
「甘い!!」
目を見開き、そう一言口にしたのを今でも覚えています。
そこから私が今でも大切にしているのは「美味しいコーヒーは甘い」という経験。
そしてそんなコーヒーとの出会いの場を提供し続けたい。
「コーヒーとの出会い」は私に働く意味ももたらしてくれたのです。
皆様にとってのコーヒーがもたらす意味はなんでしょうか。
リラックス、覚醒、団らん…
もちろん1つではないし、様々なシーンがあることと思います。
そしてその時に見合ったコーヒーに「出会って」いただけているのでしょうか。
その一つ一つを見届けることはできませんが、お店にまた来ていただける。
それが答えだと思っています。
皆様の笑顔との「出会う」きっかけを与えてくれた「コーヒーとの出会い」。
私にとっての大切な大切な思い出です。
今回、このお話をシェアできることをとっても嬉しく思います。
いつか、お客様の「コーヒーとの出会い」、聞かせていただけたら嬉しいですよね。