SPECIALTY
インド/
アスラーエステート S795 セミアナエロビックウォッシュド
多様なスペシャルティコーヒーを生産されることが期待されている、今注目のインドの半嫌気性ロット!ドライフルーツのような凝縮した甘さで一つ深煎りも◎!
- しっかり
- チョコ
- バランス
- -ROAST LEVEL
-
- 10
- 9
- 8
- 7
- 6
- 5
- 4
- 深煎り
- 浅煎り
地区 | チクマガルル・ケセルキ村 |
---|---|
品種 | S795 |
標高 | 1,274m |
精製 | セミアナエロビックウォッシュド |
※豆の量は生豆の状態での重量です。焙煎を選択される場合は、焙煎後1~2割ほど減量いたします。
ご注文いただいたコーヒー豆は
発送当日に焙煎しています。
- カッピングコメント
- アプリコット/チェリー/チョコ/ローストナッツ/ドライフルーツ川越店スタッフコメント:円やかな口当たりとバランスの良さから7・8をおすすめしたいなと思いました。大宮氷川参道店スタッフコメント:まろやかな質感と冷めてもじんわりとした甘さが感じられる7番が一番人気でした。6番はより明るい印象で焙煎を前後させても楽しめそうです。
<インドとコーヒー>
インドのコーヒー生産には長い歴史があります。コーヒーの起源を紐解くと、その冒頭にインドの聖人ババ・ブーダンが登場します。彼はメッカ巡礼の際に訪れたイエメンのモカ港からインドまでコーヒーを持ち帰り、栽培を始めました。その後、コーヒーはインドネシアやオランダに渡り、世界中に伝播したという伝説があります。
1800年代からはじまったイギリス統治時代からヨーロッパへのコーヒーの輸出が強化されたため、コーヒー生産は繁栄しました。1940年代、第二次世界大戦の影響によってコーヒー産業が壊滅的な状態になったことを受け、インドにコーヒー委員会(Coffee Board of India)が設立されました。そこでは研究開発や技術支援が行われ、コーヒー産業の基盤が固められました。
さらに、1996年に国の規制が緩和され、生産者が自由にコーヒーを輸出できるようになり、コーヒーの流通は活性化しました。さらに、インド国内の経済発展によって国内消費量が伸び、国産のコーヒーに対するニーズも高まっています。
<エクスポーターのカフェイン・ニルヴァーナの情報>
インド南西部チクマガルル地域のケセルキ村で家族とともに約36haのコーヒー農園Zoya Estateを営むCaffeine Nirvanaのダニッシュ・アリ。250〜300年の間、先祖代々、家族ぐるみでコーヒー生産に携わってきた歴史があります。
Caffeine Nirvanaの最大の特徴は、コーヒーの栽培から精製、焙煎、販売までを一貫して手がける “6次産業化”を実現しているところにあります。
その原点をつくったのは、ダニッシュの祖父です。1960年代、大企業から取引を持ちかけられたのを機に、コモディティからスペシャルティへと舵を切り、主にヨーロッパ圏に輸出するようになりました。大企業の要望に応じてさまざまな工程を標準化しながら品質を向上させていたおかげで、アリ家のコーヒーは人気を博していました。
ダニッシュが心に留めているのは人間の暮らしだけではありません。「有害な化学物質を含んだ薬剤は一切使わない」方針を貫いている背景には、「自然との完璧な調和を目指す」という哲学があります。昔から言語化されていたわけではないですが、アリ家では代々、そのポリシーを守り抜いてきました。農園の至るところで生育している多様な木は「成功の原動力」にもなっています。
<S795種について>
インドのバルホナコーヒー研究所が選定した種であり、アラビカ種及びS288として知られるリベリカ種、ケント種、ティピカ種の交雑種等の自然交雑種であると考えられています。リベリカ種、ケント種とも様々な錆病への耐性があり、ケント種は収穫が多いことで知られています。そのため、これらが交雑したS795も錆病耐性が高く、収穫量も多く、味も良い、極めて優良な種です。
S795はインド及びインドネシアの広域で栽培されており、インドでは、アラビカ種の作付け面積の25-30パーセントにも及ぶ重要な品種です。
今回のロットはセミアナエロビックウォッシュドという精製で作られており、18時間半嫌気性の発酵を行った後にウォッシュドの処理を施しています。嫌気性の発酵を行うことでドライフルーツのような旨味の凝縮感や、複雑な味わいを楽しむことができます。
おすすめ焙煎度、もしくは一つ深煎りでしっかりとした重厚なコーヒーを楽しむのもおすすめです。
TYPICAのご紹介
TYPICAは生産者とロースターが旬のコーヒーを直接取引できるプラットフォームを提供しています。その取引の透明性を確保し、収益性を健全に保つことで、コーヒーのサステイナビリティを高めることを目指しています。
https://typica.jp/