時の流れに花の香りをのせて|私たちの珈琲ライフ|常盤珈琲焙煎所
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  • 国分寺店

時の流れに花の香りをのせて

POSTED : 2024.02.29

こんにちは、常盤珈琲焙煎所国分寺店のオオバです。
春といえば、梅や桜の開花に花見イベントがあり、卒業や新生活のシーズンですね!
私は新社会人として東京から神戸へ行きましたがその当時も風が強かったです。新幹線から見る景色は木々や花は踊り、外に出れば花の香りが舞っていたのを鮮明に覚えています。

さて、春の陽気な天気に花の香りをイメージするコーヒーは何でしょうか?
私は「ゲイシャ種」になります。
ジャスミンなどの花の香り、トロピカルフルーツのようなフルーティーな味わいで繊細な風味が特徴です。
日本の芸者を良く連想させてくれます、お店のゲイシャのドリップパックのデザインも芸者です。まず、味わいの前に名前が気になると思いますがなぜこの名前なのか?なぜこんなに高いのか?でてきますよね!プチ解説していきましょう。

【起源】
起源はエチオピアのゲシャという地域。ゲシャからゲイシャとなったわけです。収穫量の少なさや栽培の難易度の高さから注目はされていませんでした。

【とある農園の努力】
1900年代後半までに色々な地域へ苗の移動がありました。そんな中、ゲイシャ種の栽培の最適な環境である標高1,600mほどに位置する世界有数のコーヒー農園であるパナマのエスメラルダ農園がゲイシャ種の栽培に力を入れていました。

【ゲイシャショック】
ニュースかと思いますが、コーヒー界隈にとってはとんでもない出来事でした。エスメラルダ農園のゲイシャがコーヒーの国際品評会で歴代最高額で落札されたのです。このときから世界的に有名になったのでした。

私はゲイシャ種やピンクブルボン種が好きですが、なんといってもゲイシャはジャスミンのような香りに何個でも具体的に表されるような風味があり大好きです。特に複雑な風味に関しては、時の流れを感じさせてくれますし、落ち着き集中力をあげさせてくれます。心機一転したい時にプレゼントしてあげたいですね。

今、お店にはパナマのエスメラルダ農園のゲイシャがあります。これから新しいことを始められる方や新生活の方にプレゼントとして、ご自身へのご褒美としてもいかがでしょうか?残りわずかですがぜひご賞味ください。