タンザニア／
タンジャ　シャー農園　FW

＜農園情報＞

前オーナーの名がついた中核農園であり、総面積・作付面積共に3つの農園の中で最大。農園最高部には、第一次世界大戦東アフリカ戦線で戦ったイギリス空軍軍人の名前に由来する「Captainの丘」と「Sogoreの丘」があります。大規模なウェットミルとアフリカンベッドを備え、日本人スタッフもここに常駐しており、農園のオフィスがあることでコミュニティの中心となっています。

＜生産エリア情報＞

タンザニア・キリマンジャロの西方、世界遺産のンゴロンゴロ自然保護区に隣接する自然豊かな高地に、Bergfrieden Estate（バーグフリーデン）、Shah Estate（シャー）、Tinga Tinga Estate（ティンガティンガ）の３つのコーヒー農園があります。ゾウやバッファローが農園の周りを自由に歩き回るほど自然と共生した環境であり、大地に根差すその豊かな土地が、独特で複雑なアロマと美味しさを提供してくれます。農園は標高1,400～1,800mという高地で、ミネラルを多く含んだ火山性の土壌を有しており、爽やかな天候と共にきわめてコーヒーの栽培に適した現場にあります

＜TANJA(タンジャ)＞

2023年、タンザニアの北部、ンゴロンゴロ自然保護区の麓にある約100年前にドイツ人が開墾したコーヒー農園1,763haの購入に成功し、現地法人TANJA Corporation Ltd.を設立しました。おそらく日系企業として最大のコーヒー農園（269ha）であり、ルワンダで実績のあるマカダミアナッツや、現地での栽培適正のあるアボカド、トマトの生産も検討中です。(マカダミアナッツはすでに商品化しており、常盤でも取り扱わせていただいています。)

日本人の経営・管理による品質の向上・維持を目指し、農園ポテンシャルの最大化を目指し取り組んでいます。それにより、すでにタンザニア国内のコンペティションで上位に入賞するほど高い品質のコーヒー豆を生産することができています。今後はスマート農業(ロボットやAIを使い、農園の状況などを数値化、自動化することでより効率的かつ労働の省力化を目指すもの)も積極的に取り入れ、より品質の高いコーヒー豆の生産を目指します。

＜今後の取り組みについて＞

⚫ 灌漑整備による水資源の効率的利用

⚫ 新型の精製設備導入による節水

⚫ DXソリューションを活用した農園管理

⚫ 様々な精製方法を試し、豊かな個性を模索

⚫ スペシャルティコーヒー、COEへの挑戦

⚫ 区画毎のオーナーシップ制度を検討

⚫ 生産から日本国内への輸送まで一括管理

＜精製方法＞

①収穫後数時間以内にパルピングを実施

②浮遊検査でP1~P4に選別(常盤で扱うのはP1という、もっとも密度が高く、高品質なもの)

③パルピング後、最大24時間発酵

④アフリカンベッドで2～3週間ほど乾燥

待ち遠しかったタンジャさんの豆がついに入荷！今回空輸で届いた240キロ限定のお豆です。

2023年11月に常盤オーナーがタンザニアを訪れ、同農園を訪問。タンジャの原田さんとの出会いから、マカダミアナッツ、そしてコーヒー豆の買い付けへとつながりました。創業が2023年とは思えないほど、高い品質のロットが届いています！

ウォッシュド精製のこのロットは、マイルドでクリーミーな舌触りと、香ばしいナッツのような味わいが魅力です。深煎りにすることでしっかりとしたコク、濃厚な甘みが楽しめ、酸味が苦手という方にもおすすめ！

今後の成長も楽しみなタンジャさんの初ロットをぜひご堪能ください！

タンザニア産地訪問③