物語とコーヒーを重ねて|私たちの珈琲ライフ|常盤珈琲焙煎所
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  • 浦和店

物語とコーヒーを重ねて

POSTED : 2023.05.01

こんにちは、浦和店 カネダです。

昔からインドア派で休みの日は家でゆっくりと1日を終えてしまいがちだったのですが、舞台鑑賞が趣味となったここ数年は月に1,2回ある観劇のためにお出かけするのが楽しみです。

舞台の上演時間は2,3時間ほど。
上演中ひとつの舞台で繰り広げられる物語の中に、多くの人の人生が凝縮されていて、板の上で役として息づく役者さんの姿に心揺さぶられ、音響や舞台美術の荘厳さに息を呑む。
そんな舞台の持つエネルギーは凄まじく、観劇終わりはとても心が満たされます。

終演後、観劇した作品のムードにあったコーヒー豆を選ぶのも私の楽しみの一つです。

例えばクラシカルな作品のあとには重厚な深煎りコーヒーを、景気の良いコメディの後には軽やかなコーヒーを。

先日の観劇終わり、今日はどんなコーヒーを楽しもうかと豆を選ぶ私の目に飛び込んできたのは浅煎りのホンジュラス。
華やかで濃厚な果実の香りを持つお豆です。

このお豆を見た瞬間、思い浮かんだのは観劇した作品に登場した葡萄畑の場面。
香り高さがありながらも、口当たりはとてもクリアで繊細な果実の味わいのコーヒー。
観劇中に思わず見惚れた美しいワンシーンを思い出すのにぴったりです。

家に帰ってから劇中で使われていた音楽を聴き、お菓子をお供にコーヒーと作品の余韻に浸るのを楽しみます。
観劇とコーヒー、私にとってそれぞれが生活の中で幸せを感じる要素ですが、そんな2つが交わる、その時間が私にとって癒しのひと時です。

皆様も舞台に限らず映画や本など、好きな物語にコーヒーを重ねてみてはいかがでしょうか。