SPECIALTY
エチオピア/
イルガチェフェ ヒルト・シャロ NT
ゲデオ地区最高管理責任者の経験も持つサミュエル氏が、妻のヒルトさんや子供達と運営する単一農園のロットです。イルガチェフェらしい華やかなナチュラルフレーバーが秀逸!
- フルーティー
- 華やか
- フローラル
- -ROAST LEVEL
-
- 10
- 9
- 8
- 7
- 6
- 5
- 4
- 深煎り
- 浅煎り
地区 | 南エチオピア州、ゲデオ県イルガチェフェ |
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品種 | エチオピア原種 (74112,74148) |
標高 | 2,000m〜2,100m |
精製 | ナチュラル |
※豆の量は生豆の状態での重量です。焙煎を選択される場合は、焙煎後1~2割ほど減量いたします。
ご注文いただいたコーヒー豆は
発送当日に焙煎しています。
- カッピングコメント
グレープ/ピーチ/アプリコット/オレンジ/ジャスミン/キャラメル
ルミネ大宮店スタッフコメント:
大変美味しいと思いました。
浅煎りでは紅茶感が感じられ、深煎りでもスウィートテイストがしっかり残っていました。
美味しいNTという印象がすごくあります。大宮本店スタッフコメント:
華やかよりもったり系の香りがしました。(4)上品でキレイ、余韻のアールグレイのような紅茶感がたまりませんでした。白葡萄、柑橘、りんご、お花、白やオレンジを連想、この表情の豊かさがとても良いです。(8)深煎りにすると苦味の中に赤っぽい華やかさがあり、ボディと少しシトラスさも感じました。
<産地情報>
独特の風味を持っていることから世界中で高い評価を受けているイルガチェフェコーヒー。エチオピア南部の南エチオピア州ゲデオ県(zone)で生産されるコーヒーが、イルガチェフェの生産エリアに区分されています。コーヒーの生産が本格的に始まったのは、1950年代とコーヒーの生産文化からすると比較的新しいエリアですが、紅茶やジャスミンを思わせる華やかで特徴的なフレーバーで、1980年頃にシダモ(コーヒー産地)の中から、特徴的なものとして、区分されて今に至ります。その特別な風味は、肥沃な黒土と、コーヒーに適した気象条件の恩恵であると人々は信じ、川と森に囲まれた美しいAbaya湖を望む自然の中で、丁寧に作り上げられています。
(エチオピア行政区分)
Region(州):南エチオピア州(旧南部諸民族州)、シダマ州、オロミア州など
Zone(県):ゲデオ、グジ、シダマ等
Woreda(郡・町):ゲデオ県であれば、イルガチェフェ、ゲデブ、コチェレなど
Kebere(集落):コンガ、イディド、ハフーサなど(元々は共産時代の200件の農家のグループ分けで、厳密な行政区に対する名称でない場合もあります)
※産地としてのイルガチェフェは、ゲデオzone一帯で生産されたコーヒーを指し、行政区としてのイルガチェッフェは、ゲデオzone の中の一つのWoredaを指します。
<農園情報>
ヒルト・シャロ氏とその夫であるサミュエル・デミス氏は2019年よりコーヒー生産に取り組んでいます。夫のサミュエル氏はこれまで様々な公職を経験したキャリアがあり、ゲデオ・ゾーンの最高責任者を務めていた際には輸出業者YCFCUを大いに支援していた経歴を持っています。その公職のキャリアを経たのちに、妻のヒルト氏と3人の子どもたちと共にコーヒーを輸出・供給することに注力してきました。
その後、2020年に彼らは単一生産農家としての輸出ライセンスを取得し、彼らの農園には妻のヒルト氏の名前が名付けられました。彼らは家族5人と数人の労働者のみの助けを借り、伝統的なエチオピアの方法でコーヒーの収獲・精選を行っています。
特に彼らが注力するナチュラルプロセスのコーヒーは、水資源や環境に悪影響となる廃棄物も発生しないこと、そして果肉は肥料にもなります。そうした環境負荷を抑え、伝統的に先人の知恵でもあるナチュラルプロセスのコーヒーを夫婦で大切にしながら実行しています。
現在農園は8ヘクタール。家族と地域の人の手を借りながら、丁寧に収穫、また収穫後の選別にも時間をかけながら、攪拌やピックを繰り返しながら3週間じっくりと乾燥させ仕上げています。
<コンガ・トレーディング社>
コンガ・トレーディング社は、2020年設立のイルガチェフェ地域専門のコーヒー輸出企業です。創設者のタケレ氏は、エチオピア最大手の1つであるイルガチェフェコーヒー農協組合(YCFCU)のゼネラルマネージャーとして12年務め、イルガチェフェのコーヒー生産や農家を知り尽くしたイルガチェフェのリーダーの1人です。タケレ氏自身もゲデオ県イルガチェフェ、コンガ村の出身で、この土地に暮らすコーヒー生産者の献身と努力にスポットライトを当て、今以上に素晴らしいイルガチェフェコーヒーを農家と二人三脚で作り出したいと、農協という枠組みを外れ、コンガ・トレーディング社を設立しました。そして、彼と同じように、より高品質で素晴らしい風味を持つコーヒーを目指した数軒の農家と共に、単一生産農園による新しい、そして高品質なイルガチェフェコーヒーの供給に挑戦しています。
<エチオピア=スペシャルティコーヒーを最もわかりやすく体験できる産地!>
他の国と比べても唯一無二の魅力を持つエチオピア。その魅惑の香りとフレーバーはスペシャルティコーヒーの魅力そのものと言っても過言ではありません。「トキワリコメンド」のエチオピアをご堪能ください!
●多様な風味
フルーティー、フローラル、ワインのような酸味、ベリーや柑橘、ジャスミンのような香りなど。
●産地ごとの個性
同じエチオピアでも地域で大きく風味が異なります。
[イルガチェフェ]
華やかなフローラル、ベルガモットやレモンティーのような爽やかな酸。初めてのエチオピアに最適です!
[シダモ]
ベリー系やトロピカルフルーツ感が出やすく、甘さと明るい酸のバランスが良い。ナチュラル精製ではワインのような風味を楽しめることも。
[グジ]
華やかさに加え、しっかりとした甘さとボディ感もあり、複雑で奥行きのある風味。
エチオピアではまだ珍しい単一農園からのロットです!コンガ・トレーディング社は素晴らしいコーヒーを作る単一農家と二人三脚で、今以上にイルガチェフェコーヒーの素晴らしさを世界に向けて発信しようと取り組んでいます。
今回ナチュラルの精製ですが、非常に綺麗な味わいに驚きました。その繊細で奥深い味わいの中に赤ワインのようなニュアンスや、ジャスミンのようなフローラルさも感じられ、一口飲むたびにはっとさせられるコーヒーです。