SPECIALTY
エチオピア/
イルガチェフェ ハロ・ベリチ UW
浅煎りではマスカットやピーチのような芳醇な果実味。深煎りにすると一気にブラックベリーやカシスのようなリッチで濃厚な味わいに変化する魅惑のエチオピアコーヒー!
- フルーティー
- スウィート
- 華やか
- -ROAST LEVEL
-
- 10
- 9
- 8
- 7
- 6
- 5
- 4
- 深煎り
- 浅煎り
地区 | 南部諸民族州 ゲデオ県 ゲデブ市 ハロベリチ |
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品種 | Dega , Welisho |
標高 | 1,950m〜2,100m |
精製 | アンウォッシュド |
※豆の量は生豆の状態での重量です。焙煎を選択される場合は、焙煎後1~2割ほど減量いたします。
ご注文いただいたコーヒー豆は
発送当日に焙煎しています。
- カッピングコメント
チェリー/ピーチ/マスカット/ハニー/フローラル/ティーライク
スタッフのコメント:
アンウォッシュドのお豆ですが、浅煎りではピーチ、アプリコット系のフレーバーや、レモンティーのような柑橘の華やかさがあり、ほんのりとチェリーのニュアンスも感じられます。深煎りにするとブラックベリーやカシスなどのベリー感がはっきりと楽しめるのでおすすめです。
ゲデブで最大の生産地域の1つであるハロ・べリチは、標高 2,100メートルに位置します。
本ロットはハロ・べリチにある約170の農家で収穫されたチェリーが使用され、近隣のゲデブウォッシングステーションに持ち込まれ、生産処理が施されました。
ウォッシングステーションは、各農家の近くにあるため、1時間もかからずに収穫したチェリーを持ち込むことができます。
収穫したチェリーの運搬時間が長いと品質に影響する可能性があるため、各農家とウォッシングステーションの距離の近さは品質を 維持・向上させるためにとても重要なこと。また、エチオピアの場合、輸出港が遠方にあり、輸出する過程で品質が低下する恐れがあります。それを防ぐために、コンテナーに積み込んでから輸出港にダイレクトに運び込んでいます。
<精製>
コーヒーチェリーは丁寧に手摘みされ、各農家がゲデブウォッシングステーションへ持ち込みます。
ウォッシングステーションにて受け取られたチェリーは、水路へ通し、さらに水による比重選別を行います。比重の軽いチェリー(虫食い等)は別のラインへ流れ、水に沈む比重の重いチェリー=完熟チェリーのみ、アフリカンベッドへ運ばれます。
アフリカンベッドの上に薄く広げ、均一に乾燥が進むように数時間ごとに撹拌します。天候にもよりますが、約15日~21日間ゆっくりと乾燥させます。乾燥工程の間も品質を損なうようなチェリーは手作業で取り除かれます。
乾燥工程を終えたチェリーは、麻袋にパッキングされた後、倉庫にて生産処理方法やグレード毎に保管されます。平均して約1~2ヶ月休ませ、水分が馴染み、均一な水分値に安定させることが出来ています。また、倉庫内にて再度ハンドピックによる選別が行われることもあります。
十分に休ませたら、チェリー/パーチメントはAddis Ababaのドライミルへと輸送されます。輸送途中、ECXのチェックポイントを通過する際に、輸出可能な品質としてグレーディングや登録がされているかのチェックを受けています。
Addis Ababaへ輸送されたコーヒーはまだチェリー/パーチメントの状態です。Tropiq社は、Addis Ababaで到着ロットの採取を行い、カッピングやグレーディング、水分値等の計測を行い、品質を確認しています。客先との契約が成立した後、パーチメントは脱殻され、輸出されます。
Tropiq社では、基本的にAddis Ababaの倉庫でコンテナへのコーヒーの詰込みを行い、ジブチ港までダイレクトに輸送するようにしています。トラックでコーヒーを輸送しジブチ港でコンテナへコーヒーの詰込みを行う場合は、遅延や港での手違いが頻繁に発生してしまうため、そうしたリスクを抑えるために、前者の方法を採用しています。
このロットは浅煎りと深煎りの味わいの違いが印象的でした!浅煎りはマスカットやピーチのような芳醇な果実味が楽しめます。深煎りにすると、隠れていたチェリー、ベリー系のフレーバーが前に出てきて、カシスの果汁が含まれているかのようにリッチで濃厚な飲み心地です。シーンに合わせて浅煎り・深煎りを飲み分けることができるので、どんな時に飲むのか考えながら、選ぶ時間も楽しんでいただければと思います。