SPECIALTY
コロンビア/
サンタ バーバラ エステート FW(Extended Fermentation)
「宝石」と名付けられた特別なマイクロロット!独自の発酵プロセスと乾燥処理によって、その名の通りキラキラとした果汁感とまろやかでクリーンなカップを実現しています。
- ジューシー
- まろやか
- ベリー
- -ROAST LEVEL
-
- 10
- 9
- 8
- 7
- 6
- 5
- 4
- 深煎り
- 浅煎り
地区 | アンティオキア県アマガ |
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品種 | コロンビア |
標高 | 平均標高1,700m |
精製 | フリーウォッシュド(エクステンディッドファーメンテーション) |
※豆の量は生豆の状態での重量です。焙煎を選択される場合は、焙煎後1~2割ほど減量いたします。
ご注文いただいたコーヒー豆は
発送当日に焙煎しています。
- カッピングコメント
ブルーベリー/チェリー/黄桃/アップル/ドライフルーツ/ジューシー/レモンティー
北浦和店スタッフコメント:
ぎゅっと詰まった甘みと果実感、とろっとした質感の⑥が一番人気でした。
⑦も香ばしさと果実感のバランスが良くおすすめです。大宮本店スタッフコメント:
浅煎りだと甘く、透き通るような印象でした。
深煎りにするとアルアコ(コロンビアの先住民族アルアコ族が作る希少なカカオ豆)のようで楽しかったです。
“Santa Barbara Estate”とは、EchavariaFamilyが所有する5つの農園のことを指します。Santa Barbara Estateが管理する農園は、“Santa Barbara””Fredonia”“Amaga”の3つの隣接する地域に位置しています。
1980年代にPedro Echavarria氏によって、”Santa Barbara Estate”が設立されました。当初より、マイクロクライメイトの多様性がコーヒーの品質にどのような影響を与えるかということを重要視しており、恵まれた火山性の土壌、高い標高、コーヒー生産における伝統や慣習などが複雑に絡み合っているAntioquiaのアンデス山脈に、最初のLa Camelia農園をスタートさせ、徐々に農園を拡大していきました。自然が織りなす条件、そしてそれに合わせ熱心にコーヒーを栽培・生産処理を施すことで、農園は急速に成長し、名声を獲得しました。
特にこの5年間において、Pedro氏の息子Pedro Jr.氏は、父であるPedro氏同様に、農園内に深く入り込みながら、より良い品質のコーヒーを作るためにはどうしたら良いかということを考えてきました。新しい区画に新しいコーヒーの樹を植え、従来の品質との違いを検証したり、それぞれの生産処理の段階における実験、モニタリングの回数を増やしてきました。Santa Barbara EstateのCoffee DirectorであるLeonardo氏と共に、芸術的なブレンド、産業の厳しさ、化学的好奇心など、様々に入り組むコーヒー生産の難しさや楽しさを融合させ、取り組んでいます。
Santa Barbara Estateの持つ力を最大限に引き出し、このエリアで作ることのできる最高のコーヒーを求め続けています。また、Pedro Jr.氏が運営する、Madellin市内に5店舗あるPergaminoCaféを通じて地元の人へ素晴らしいコーヒーの魅力を提供しています。
“La Joyeria” (ラ・ホジェリア) は、Santa Barbara Estateの所有する中のメインWet Millであり、1シーズンで約7,000袋のコーヒーを生産処理するキャパシティがあります。大きいボリュームのロットとは別に、当ロットのような小ロットごとに生産処理・管理も可能です。
Santa Barbara Estateは、2011年よりメルカンタと取引を開始しました。Pedro Jr氏とLeonardo氏は、数々の並外れた素晴らしいコーヒーを供給してきただけではなく、メルカンタのために、本ロット”La Joyeria(=The Jewel)”マイクロロットとして、特別に開発しました。
<精製プロセス>
本ロットは、平均標高1700メートルで栽培・収穫された、コロンビア種の2日間に渡って収穫したチェリーを1ロットとして処理しています。1日目に収穫されたチェリーは、同日中にパルピングされ、醗酵槽で醗酵を開始します。2日目に持ちこまれたチェリーも同じく、同日中にパルピングされた後、既に24時間の醗酵工程をとった1日目のパーチメントのある醗酵槽へ注ぎ足されます。それから更に24時間の醗酵工程をとります。その結果、1日目の収穫分は48時間、2日目は24時間の醗酵工程をとることとなります。このプロセスでは、2日目に注ぎ足されるパーチメントが醗酵槽のpHレベルを上げてアルカリ性に近づけ、強度の酸性で好ましくない酢酸が生成されるのを防いだり、良くないバクテリアの活動を抑制しつつ、より長い時間醗酵工程をとることができています。この生産処理方法を、”Extended Fermentation”と呼んでいます。このプロセスに対する彼らのインスピレーションの源は、AntioquiaとHuilaの小さな生産者から得ています。彼らは一日の収穫量が少ないため、2~3日間で収穫されたチェリーを注ぎ足し、醗酵工程をとるというプロセスを行っています。
Pedro Jr.氏とSanta Barbara EstateのディレクターであるLeonardo氏は、このような新しいプロセスを完成させ、それをより多くの生産者と共有するために働きかける活動も行っています。Colombiaにおいて、生産量の少ない小規模農家ではよく天日による乾燥が行われますが、標高の高いコーヒー栽培エリアは寒くて乾燥が進みずらい上、日当たりのよい広い乾燥スペースを確保するのが難しく、Santa Barbara Estateのような大規模生産者は、代替手段を見つけるべく常にチャレンジを続けています。
Santa Barbara Estateでは伝統的に、乾燥サイロ(乾燥機)を使用しています。彼らは、ゆっくりと乾燥工程を進めるために、乾燥サイロの熱源を60%前後に絞り、40~45℃を決して超えないようにコントロールしています。この乾燥工程を経て乾燥させたコーヒーは、Cup Qualityにおいても良い結果が得られていることを彼ら自身で確認しています。
常盤初登場の素晴らしいフレーバーあふれるコロンビア!このロットは飲んだ瞬間に「あ、おいしい!」と直感的に思うような素晴らしさでした。口当たりは非常になめらかでクリーンカップ、そしてフレーバーはウォッシュドと思えないほどフルーティーでジューシーです。ぜひおすすめ焙煎度の浅煎りでお楽しみいただきたいです。7番くらいまでローストをあげると、大粒のブドウを思わせる味わいが楽しめます。