パプアニューギニア/ラスト ウィル
パプアニューギニアは豊かな環境のもたらす、個性あふれるコーヒーとの出会いが魅力の地です。
今年は秘境と呼ばれるサザン・ハイランズ州 ラストウィル村のロットを買付できました。
ティピカ、ブルボン、ムンドノーボ種の混合ロットは、フローラル、シトラス、スパイシーなアクセントなど、甘くエキゾチックなフレーバーが魅力です。
おすすめのフルシティローストでは、同じアジアのマンデリンとはまた異なる甘さとコク、ちょっぴりスパイシーなアクセントを、ハイローストにするとよりシトラス系の明るくジューシーな果実味もお楽しみいただけます。お好みで焙煎度の変更もお楽しみください。
産地情報>
Southern Highlands(サザン・ハイランズ州)
サザン・ハイランズ州はパプアニューギニアにおいても僻地と言われる州です。未開の地が多く残ることや道路が十分に敷設されていないこと、さらには部族間の諍いが絶えないことから今でも訪れることが難しい地域とされています。一方で多部族国家パプアニューギニアで最多数を占めるフリ族(Huli People)の故郷であり、優雅な野鳥の宝庫でもあります。かつてはその険しい山岳地形や痩せた土壌、過剰な降水量とそれによる洪水被害、さらには頻発する低温や日照不足といった環境からコーヒーを含めた農業には不向きな地域とされてきました。CIC(PNGコーヒー協会)がこの地にコーヒーの導入を進めたのもつい最近のことです。こうした過酷な環境のなか、Aiye Tambua氏が村の有志を集めて栽培と生産に乗り出し”Last Wiru”として自分たちの村のコーヒー豆を送り出すことに取り組んでいます。
村の各生産者はティピカやブルボン、ムンドノボを混植、収穫したチェリーは自宅でパルピングし水洗、天日乾燥を経てドライパーチメントまで精選。これをTambua氏が集荷してゴロカのドライミルへ搬送します。
カップコメント>ビターチョコレート/ローストナッツ/ベイクドアップル/グレープ/スウィートアーシー/ラウンドマウスフィール
エリア | Last Wiru Village,Pangia Area,Southern Highlands province |
---|---|
プロセス | フリーウォッシュド |
品種 | ティピカ、ブルボン、ムンドノーボ |
標高 | 1,200m‐1,600m |
生産者中心人物 | Aiyu Tambua |
栽培形態 | 地域の小規模生産者 |

※豆の量は生豆の状態での重量です。焙煎を選択される場合は、焙煎後1~2割ほど減量いたします。